新築美装工事(クリーニング屋さん)という職業の良い点・悪い点について

美装工事について

普段、各種大手ハウスメーカーの注文住宅の美装工事をてがけている美装工事の専門家の私が、新築美装という仕事の良い面、悪い面を考えてみました。

良い面

  • 自分の時給を自分で決められる。
    適切な道具と、効率の良い手順で仕事を行う事により、作業時間を大幅に短縮することも可能です。基本的に作業時間を決めるのは自分の腕次第です。
  • 煩わしい人間関係に悩まされることがない。ストレスが少ない。
    建築クリーニングの仕事は、会社に所属しなければ、一人親方として自分が社長のような存在なので、上司や部下といった煩わしい人間関係に悩まされることがない所がとても魅力的です。
  • 小資本で独立できる。
    初期費用として、道具を積み込む中古の車と、10~20万円程度の道具代があれば、誰でもできる仕事です。
  • 消耗品が少なく、在庫などを抱える必要がない。
    最初に道具を揃えてしまえば、必要となる消耗品が極端に少ないので、稼ぎは丸々、自分の物となります。
  • 特別な資格や技術は必要なく、基本的に誰でもできる。
    難しい知識や技術は必要ありません。適切な道具と、効率の良い仕事のやり方を覚えてしまえば、短期間で一人前の美装職人になれます。
  • 仕事が早く終われば、残りはフリータイムにできる。
    仕事が早く終われば、残りの時間は自分の自由にできます。一人親方として動けば、サラリーマンのように、定時に縛られる事もなく、自由度は高いです。
  • 手に職がつけられる。
    新築美装という仕事は、他の建築業の仕事のように、特殊な技術や経験は必要ありません。しかし、確かな技術と経験を持った一流の職人は、やはり業界では重宝されます。
  • 将来、AIに仕事を取られる可能性がない。建築業界が存続する限り、仕事がなくなることがない。
    新築美装の仕事は、機械では絶対にできません。今後、AI技術が進歩して、人間は不要となっても、必ず人力でやらねばならない仕事なので、AIに仕事を奪われる心配がありません。
  • 高年齢でも仕事が続けられ、定年などに縛られることがない。
    それほど力も必要がないので、コツを覚えてしまえば、高年齢でも仕事を続けられます。
    実際に、60代後半、70代になっても、現役のクリーニング屋さんはちょくちょくいます。
  • それほど力は必要ない。女性でもできる。
    他の建築業のように、ハードな仕事ではないので、慣れれば女性でも仕事ができます。
    実際に、夫婦やカップル、女性単独で仕事をしている人も多いです。

悪い面

  • 基本的にルーティンワークである。
    基本的に毎日、現場は違いますが、やる作業はほとんど同じです。
    変化に飛んだ仕事をしたいという方には、向いていない職業かもしれません。
  • 濃厚な人間関係を好む人には、向いていない。
    仕事中は基本的に一人作業です。皆でワイワイ仕事をしたいというタイプの人には、向いていない仕事かもしれません。
  • 稼ぎに上限がある。
    一人で動く場合、どんなに頑張っても、やれる仕事量に限界があるので、稼ぎの上限も決まってしまいます。しかし、数名で協力して大きな現場を担当などすれば、稼ぎもそれに比例して大きく上がる可能性はあります。
  • 朝が早い。
    新築クリーニングの仕事は、他の建築業の仕事の中でも、間違いなく、一番朝が早いです。
    一人で一棟を担当する場合、基本的に早朝6時半頃には現場に入らないと、夕方までに仕事が終わらないかもしれません。
  • 3Kである。
    これは言うまでもないですが、3k職です。キツイ、危険、汚いです。
  • 世間からは「掃除」と軽く見られる。
    世間の人からは、新築クリーニング=ただの掃除と見られることが多いです。しかし、実際は職人の技術を要求される、専門職だと思っています。

まとめ

新築美装の仕事には向き、不向きはあると思います。
しかし、技術を身につければ、業界では必要とされる人材になることができます。
結局、自分の努力次第ということです😊

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